ここんとこ夏に向かってジリジリと暑さが増してきており
店主たち「メタボ族」にはとても辛い季節になってきました(^^;)
それと同時に自動車のエアコン修理も増えてくるのが世の常であります。

入庫してきたのは三菱 デリカ スペースギア(PD6W)です。
遡ることちょうど一年前に「エアコンが冷えない」とご来店。
カーエアコンのシステムを点検&診断した結果、
少しガスが減っていたのでガス漏れがあることをお伝えして
エアコンガスと蛍光剤を注入して様子を見てもらうことに・・・。
そして今年になり「またエアコンの効きが悪くなったので診てほしい」
とご連絡を頂きました。詳しくお話を聞くと
「フロント側は冷えたり冷えなかったりしてリヤだけが冷える」とのこと。
またオーナーは少しメカに詳しい方なので
「なにかフロントの温度センサーがダメになったんじゃないか?」と
ご指摘いただきました。それではと早速
お車を預かり点検&診断作業を開始していきましょう。
デリカ スペースギアはフロントとリヤに別々に
エアコンシステムがある俗にいう「ツインエアコン」であります。
まずエンジンをかけてエアコンをON。
フロント側&リヤ側共にブロアー全開にしますがオーナーが
言ってたとおりフロントからは温い風しか出てこず
リヤからは冷たい風が出てきております。確かにこれで
夏場は運転席と助手席の人は暑くて乗ってられません。

なので低圧パイプのところを点検。
するとリヤ側の冷えているほうは水滴が滴っておりましたが
フロント側は全く水滴がありません。これである程度絞り込めます。
次にマニホールドゲージを入れてエアコンの状態を確認。


低圧側がハンチングしておりましたのでこの時点で店主は
フロント側のエキパンの不良と判断しました。

バッテリーを取っ払い、各パイプを切り離します。

グローブボックスの周りを分解していきます。
クーリングユニットとご対面。

エバポレーターにもベッタリとホコリやら髪の毛やらが
張り付いていましたよ(゜゜)


これがよく言われているエバポレーターとその仲間たちです。
真ん中の黒い物体がエキスパンションバルブ、
通称「エキパン」であります。
何だかエバポのベッタリしてるのが気になったので
特殊なメガネで見てみるとエバポのフィンのあちらこちらに
去年に注入した「蛍光剤」が散らばっておりました。
これでエアコンのガス漏れが確定!即オーナーに連絡して
エバポレーターの交換も御了承頂きましたので

新品のエバポ(右側)ゲット!(^^)
左側の使用済みのエバポと比べてみてくださいませ。
どれだけ埃や髪の毛やペットの毛などがベッタリと
張り付いていることか・・・
これはまだキレイですが酷いのになるとホコリが層になって
風が出てこなくなります。そしてココを通った風が皆さんの
顔や鼻や口や足や身体に届くワケです( 一一)

コヤツが元凶の「エキパン」くん。慎重に組み付けていきます。

エバポレーターに組付けます。

ついでにサーミスタも交換しておきます
(後で簡単に交換できませんので)
そして元通りに組付けします。

勿論「リキタン」も交換します。

活性炭の入ったフィルターなので基本的には必ず交換します。
コレ大事です。全部の組付けが完了しましたら

時間をかけて真空引きをします。

真空引きが出来ましたらこの状態のまましばらく放置プレイ。
ココがポイントです。そして次の日に漏れがないのを確認したら

ガスをチャージしていきます。

吹き出し口に温度計をセットしてガス圧と内外の温度及び湿度を
見ながら調整していきます。

ドンドン下がっていきます。

ガス圧もいい感じです。

アイドリング状態でフロント&リヤのエアコン全開。
窓全開でこれだけ冷えれば問題ないでしょう。
これにてデリカのエアコン修理が完了!(^^ゞ

オーナーにも修理内容を報告して無事に納車させて頂きました。
デリカのオーナーから後日、「エアコンってこんなに冷えるんやな
寒いくらいやわ ありがとう」ってお礼を言われました。
これからの夏は快適に海へ山へと出かけてくださいな。
これから店主には辛く暑い夏がやってきます。
そして皆さまにも熱い夏は平等にやってきます。
なのでエアコンが故障してるクルマは車内で「熱中症」になる
その前にキチンと修理して快適にお乗りくださいませ。
それじゃ またな~(^o^)丿
☆お車の「車検・点検・メンテナンス・修理」等に関する
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