日増しに寒さが厳しくなってきた今日この頃。
秘密工場へやって来たのはトヨタ ノア(SR40G)でございます(^^)
以前にブレーキ関係をオーバーホールしたマシーンでもあります。
今回はまだまだ乗らなければならない大人の事情の為「10万km突破記念」でもある
タイミングベルトの交換をやっていきます。何をおいてもまずはリフトアップ!
エンジンは「3S」を搭載。昔から使われている息の長いエンジンですね。
ラジエターを外さず作業をしていますがクランクプーリーががっちり噛み付いて
ビクともしません(>_<) スペースが限られてますのでプーラーを使って外します。
タイミングベルトが結構ダルダルに緩んでました。危ないところでしたよ(゜゜)
タイミングベルトを外していろいろとチェックしますと・・・
ウォーターポンプに冷却水漏れの跡がありました。
ウォーターポンプを調べるとゴリゴリ感がありガタも出てきておりました。
よくタイミングベルトだけを交換する方がいますがこんなのを見ると考えもんですぜ!
ほとんどが後々「お約束」のように漏れてきますので。しかもそれが「仕事」や「レジャー」
「旅行」等に行く時に限ってトラブルが発生したりします(ーー;)
なのでこちらでは出来るだけ「同時交換」をお勧めしております。
このノアもタイミングベルトだけでしたらそんなに難しくもないんですが
ウォーターポンプを交換するのにホネが折れます。
分解中!
外したウォーターポンプです。
向かって右側にウォーターポンプが鎮座しているのですが
こんなパイプがつながっていたりして手も入り難いし兎に角 面倒(ーー;)
新品のポンプを組んだところ。
カム&クランクシールを抜きます。
左が新品のシール(上:カム用 下:クランク用)
クランクにシールを打ち込みます。カムにも打ち込んでプーリーを付けて
各ベアリングを組付けたらタイミングベルトを組付けていきます。
この状態で一度ドキドキしながらエンジンを始動!
「ぶぉぉお~ん」と一発始動でした。コレで一安心(^^)
全部組み付けてクーラントを注入。エンジンを再度始動して冷却水を廻します。
その間にテスターにてチェックします。
エラーコードを記憶していましたので一旦消去!しかしすぐに同じコードが表示されました
ので現在も故障を抱かえている状態みたいです。
エンジンの水温も安定してますが
暖気が終わってみるとアイドリングの回転数も低い。
ISCV(アイドルスピードコントロールバルブ)の数値が高いっす(゜゜)
たぶんISCVにカーボンなどが溜まっている可能性が大です。
しかしこうやって診ていくとやはり年式相応に各部分がヤレているのがよく分かります。
長く愛車に乗り続ける為にはその都度手を入れていくのか?それとも一気にヤルのか?
それによって後々の結果が大きく変わってきます。
今回もタイミングベルト関係だけでしたら「20万km」まで問題なくいけるでしょうが・・・
(^^♪
こちらでもいろいろとつぶやいております(^^;)